宇宙人おばさんの地球ライフ

自他ともに認める宇宙人おばさんの日常生活でのひとりごとです。幸せのヒントが見つかるかも。

父の命日

こんにちは。宇宙人おばさんのモモです。

昨日は父の命日でした。

父が亡くなってから昨日で、、10年。

昨日は10年って区切りの年だったんだ。

ていうか、まだ10年しか経ってないんだ。

私の中では25年前から父はいないことになっているから。

私の父は父親には向いていない人でした。

職を転々とし、毎晩飲み歩き、いつも借金まみれで

25年前バブルが弾けた頃、父の会社も倒産し

多額の借金を残して蒸発しました。

10年前に警察から父の遺体確認の連絡が来るまで全く音沙汰なし。

15年振りに見た父の顔は全然別人で

知らない老人でした。

どうやら愛人と暮らしていたようで

借金取りから身を隠し、ひっそり生活していたらしいです。

この15年間の母の苦労を考えたら

ムカついて、ムカついて、

私の中で絶対に許せないただ1人の人でした。

 

そんな父の命日なんて忘れてることが多かったのに

たまたま部屋の片づけをしていたら昔読んだ心霊系の漫画雑誌が出てきて

ついつい読んでしまったんですよ。

なんとその漫画雑誌の特集ストーリーが

ちょうど先祖やお墓の話で

そういえば明日、父の命日だ!って思い出したというわけです。

これも何かの知らせかなと思って

命日の日の朝、キッチンの窓の前に

ちょっとしたお供え物をして

なんとなく手を合わせました。

そしたら

お葬式でも何も感じなかったのに

涙がポロポロ溢れてきたんです。

自分でもビックリしました。

不思議です。

ずっと許せないと思っていた感情も

なくなっていました。

父を選んで産まれてきたのは自分だし

今、幸せに暮らしているのも

人生が波乱万丈に送れたのも

きっと父が父だったからなんだと

思えるようになっている事を

確認することができ

父とのわだかまりに決着がついたような気がして

気分がとてもスッキリしました。

 

来世は悔いのない人生を生きて欲しいと思います。